昨日・9月9日の「しんぶん赤旗日曜版」に、東京工業大学教授の中島岳志が登場して、こんなことを言っています。
保守の一部論者は90年代中期以降、「慰安婦」問題で政府の見解を明らかにした河野洋平官房長官談話(93年)や、侵略と植民地支配を謝罪した戦後50年の村山富市首相談話(95年)への攻撃を開始します。「大東亜戦争は正しかった。解放戦争だった」という歴史修正主義というべきものです。私は、保守を標榜している人たちがなぜこのような議論に陥っているのかが不思議でした。
そこまで言うんだったら、はっきり言えばいいじゃないですか。
「小林よしのりの『戦争論』は歴史修正主義だ」
「小林よしのりは保守ではない」って。
中島は新刊『保守と大東亜戦争』で、大東亜戦争時に成人していた世代で、戦後保守論客として活躍した猪木正道、福田恆存、山本七平らが、大東亜戦争に懐疑的な見方をしていたと書いています。
そして、大東亜戦争肯定を主張したのは大東亜戦争当時まだ子供だった、彼らより下の世代であり、大東亜戦争に対するリアルな経験がないから言っていたものにすぎないかのように書いています。
一読して、インチキな本だなあと思いました。
中島は、自分に都合のいいサンプルだけ持ってきて主張しているのです。
『大東亜戦争肯定論』を書いた林房雄が、大東亜戦争開戦時38歳だったことを中島は知らないのでしょうか?
とにかく、もうこれではっきりしましたね。
中島岳志は単なる自虐史観の左翼です。
言論空間を『戦争論』以前まで戻そうと、共産党と共闘しているのです。
そうはいきませんよ!